40代で転職するのは厳しいのではないか?
こう考えて40代での転職を諦める人も多いと思います。
ただ40代の中でも「転職して本当によかった」と思っている人もたくさんいます。
現在46歳で40代で3回転職しました。
この経験を踏まえ、40代で転職してよかったこと、失敗したことから学んだ体験談をご紹介します。
40代で転職を考えている人向けの記事になります。
記事を読み終えると、40代での転職のリアルな実情がわかります。
私が40代で転職した理由

オーナーのワンマン社長と合わなかった
直近の40代で3回目(生涯6回目)の転職時の話しです。
従業員70人程度のオーナー企業に勤めていました。
オーナーのワンマン社長は二代目の坊ちゃん社長で会社員経験もほとんどありません。
とにかく世間の常識が通じない人でした。
法律や法令が気に入らないと「その法律がおかしい!俺は法学部卒だからわかるんだ!」とか言って法律を守ろうとしません。
「いや法律だから守らないといけないんですよ。。」と言っても通用しません。
法律を無視した指示や、思った通りの働きができないと判断されると「給与を下げる」と脅され続ける日々に精神的に参ってしまい、転職を決意しました。
その時の悲惨な経緯の詳細は、こちらの記事をご覧ください。
理不尽過ぎる環境に疲れた
40代で2回目の転職時の話しです。
上場に向けて頑張っていましたが、ここも社長を始めとした経営陣のムチャ振りに疲れ果てていました。
上場するための一つの要件として「過去の未払い残業代を清算する」というミッションがありました。
私が入社する前からの問題です。
社長に過去の未払い残業代の支払いを提言すると、次のように言われました。。
「事務方はいつも金のかかることばかり言ってくる!その未払い残業代を何とか払わないようにするための知恵を絞れ!」
上場をサポートする証券会社も「支払うしかない」見解なのに、何とか払わない方法を考えろと言ってくるのです。
その上、他部署は自分たちが攻撃の対象になりたくないため「事務方の対応が遅いから上場できないんだ!」と攻撃される始末。
事務方の上場準備に携わる人が、ひとりまたひとりと辞めていく中で、私も退職を決意しました。
将来に不安を覚えた
最後は40代で一回目の転職です。
これもオーナー企業でワンマン社長に振り回されたのもありますが、一番の理由は将来に対する不安でした。

事業所が閉鎖になっていくのを目の当たりにして「この会社、将来大丈夫か。。」と不安になりました。
また社長が高齢で後継者もいない会社でした。
40代に入ったばかりで、まだバリバリ頑張りたい、勝負したい気持ちも強かったため退職しました。
40代で転職してよかったこと
ここからは40代で転職してよかったことをお話しします。
本当に転職してよかったと実感する出来事です。
裁量権を持てた
直近の3回目の転職ですが、40代で転職して一番嬉しかったことは裁量権を持てたことです。
これは20代、30代の転職ではなかなか味わえない、40代以上の転職の特権ではないでしょうか。
40代で全くの未経験の業界や職種へ転職したら裁量権を持つのは難しいですが、40代の多くはこれまでの経験を生かした転職になります。
そうなると裁量権や決裁権を持ち、ある程度自分で考えて仕事ができます。
オーナー企業のワンマン社長にがんじがらめにされてきた自分に取って、裁量権が持てたことはとても嬉しかったです。
裁量権を持つということは、もちろん結果を出さないといけないプレッシャーもあります。
ただ40代を超えて、言われたことをやるだけの仕事もつまらないものではないでしょうか。
年収がアップした
40代で転職した3回とも、年収アップか横ばいの転職でした。
40代の転職でもやり方次第では、年収はアップします。
私は40代に限らず、転職時は全て転職エージェントのサポートを受けています。
年収アップの転職をする方法はザックリ言うと、今の年収からダウンする転職はせず、年収アップの転職先が見つかるまで転職しないことです。
自分を安売りする必要もなければ、卑屈になったりして「年収ダウンの転職をしない」と決めることが重要です。
40代で年収アップの転職をしたい方は転職支援サービスに登録するのも一つの手です。
おすすめ転職エージェントについて書いた記事はこちらから。
おすすめの転職サイトを探している方に向けて、大手転職サイト「リクナビNEXT」のご紹介です。 「リクナビNEXT」は誰でも名前を聞いたことのある大手企業「リクルート」が運営している転職サイトです。転職者の多[…]

焦って転職したり妥協した転職活動を行うと、年収ダウンの転職をしてしまいます。
ただ年収アップの転職先が見つかるまで、現職で働き続けないといけない現実はあります。
「転職したい」と思っても、すぐに希望の転職ができるわけではないので、準備が必要です。
役職が上がった
裁量権を持てるのと合わせて、役職が上がることも40代の転職の特徴です。
私は40代の転職で課長から部長へ役職が上がりました。
会社によっては上の人材が詰まっていて、なかなか出世できないケースもあります。
また理不尽な人事で「なんであの人が部長に出世するんだ?」という理解できない人事もありますよね。
出世したくても現職では様々な事情で出世できないのあれば、転職して役職を上げるやり方もあります。
40代で転職して失敗したこと
これまで40代で転職してよかったことをお話ししました。
ただよかったことだけでなく、失敗したことをもありました。
これからのお話しは「40代転職失敗あるある」として、あなたが失敗しないために参考にしてください。
リアルな現実の話しです。
中小のオーナー企業には要注意
これまでお話ししたように、オーナー企業のワンマン社長には要注意です。
面接時は話しが合って内定をもらい、いざ転職してみると「何コレ!?聞いていた話しと全然違う」ことがよくあります。
- オーナー企業(創業者、二代目を含む)
- 家族経営
- 中小企業

オーナー企業かつ家族経営で中小企業の3点セットは、私の中では申し訳ないですが、次の印象です。
- 理不尽
- 横暴
- 独裁者
中小企業と言っても、イメージは規模的に従業員200人未満の会社でしょうか。
従業員が多ければ、オーナーから嫌われたり合わなくても、様々な部署があり何とかやっていけます。
また労働法などもある程度整備されています。
ただあくまでイメージですが、200人未満の会社であれば、全てにオーナーの息がかかり横暴が当たり前のようにまかり通っている可能性があります。
私は「オーナー企業・家族経営・中小企業」で2度失敗して、精神的にやられました。
あなたが転職するときは「オーナー企業・家族経営・中小企業」にはご注意ください。
職場の環境や雰囲気は入社してみないとわからない
何回か転職するうちに私も知恵がつきまして、、内定をもらった後に「この会社は入社しても大丈夫か」いろんなリサーチをしました。
- 同僚になる人に話しを聞く
- 上司になる人に話しを聞く
- 複数の転職エージェントから会社の評判を聞く
- ネットで評判を調べる
- 夜7時以降会社の電気がついているか外から見る
①、②は転職エージェントを通して、内定先に実際に働いている人に直接話し聞きました。
⑤は遅い時間まで残業していないか調べました
(ストーカーみたいに会社の周りをウロウロしていたら、危ない人なので、やるならさりげなくやってください( ;∀;))
ここまでやっての結論ですが、会社の環境や雰囲気は入社してみないとわかりません!!
もちろんある程度はわかるんですよ。
ただ内定先の社員の話しを聞いても、全てが全て正直に話してはもらえないんです。。
理由は「内定をもらっている」ということは「その会社に入社して欲しい」ということです。
あまりマイナスなことを言うと「内定辞退」になりかねないので、全て本音では教えてくれないんです。
「うちのオーナー社長、理不尽かつ横暴で怒鳴ってくるから注意した方がいいよ」
この情報を入社前に知りたいのに、入社してから教えてくれるんですよね( ;∀;)
結論、職場環境や雰囲気はどんなにリサーチしても、実際入社してみないとわからないことが多いです。
会社や上司の意図を読み取れなかった

転職して年収や役職も上がって「よーし!やるぞ!」とやる気になっていました。
「まかせるから」と上司から言われて、真に受けて突っ走っていました。
この「まかせるから」は「まかせるけどやる前に相談してね。やった後は報告してね」という意味なんです。
「まかせるから」をそのまま受け取り、自由にやるとダメなんですよね。

ここを履き違えると、せっかく成果を出しても評価が上がりにくいです。
理由は上司から「勝手にやって報告がない奴」というレッテルを貼られるからです。
私たちは会社から雇用されている限りは、会社や上司の意図を読み取るしかないのだと強く思いました。
いくら成果を出しても会社や上司の意向に沿わなければ、評価されないのです。
当たり前かもしれませんが、特に40代は経験を積んでいるので自己判断で進みがちです。
また好きな仕事を優先してしがちな面もあります。
転職後すぐは上司との人間関係も、当然まだ構築されていません。
40代で転職3回して学んだこと
40代で転職3回して失敗しながら、学んだことをお話しします。
これからの転職活動や転職を考えたときのヒントになると思いますので、参考にしてください。
気持ちは新卒のつもりでリセットする
まずは精神的な部分です。
40代以上で転職を考えたときに邪魔になる精神的なものを挙げます。
- 高いプライド
- 経験からくる「こうあるべき」というこだわり
- 「前の会社はこうだった」という強い思い
採用する企業側に取って、40代以上を雇用するのはリスクがあるのです。
理由は上記のものが邪魔して、上司や周りと衝突するからです。
場合によっては年下の上司になるかもしれません。
年下の上司が年上に「精神的な部分」を注意するのは、遠慮もあり難しいです。
またやたら「前の会社はこうだった」と言ってくる人がいます。
「そこまで前の会社が良かったんだったら、なぜ転職したんだ?」と疑問に思うぐらい「前の会社が正しい幻想」に陥る人がいます。
「郷に入っては郷に従え」の気持ちがとても大切です。
これまでのキャリアを活かす道を探すこと
よく「40代未経験でも大丈夫!」という求人があります。
ネットでも40代未経験でも応募可能の求人を見たことがあると思います。
もちろんそれらは嘘ではないですが、、基本これまでのキャリアを活かした道の方が転職を有利に進めることができます。
キャリアについては業界が違っても職種が同じであれば、ある程度応用は利きます。
例えば人事のキャリアがあるとしたら、製造業でも小売業でも「人を採用する」プロセスには大きな違いありません。
年収や役職アップを狙うのであれば、これまでのキャリアを活かした転職をするしかないです。
業界にこだわる必要はないですが、職種にはこだわりを持つべきです。
40代の転職は年齢がネックになり「地獄」と言われることがあります。また転職に失敗して、年収が下がったり、やりたくない仕事をやったり、最悪の場合転職を繰り返す人もいます。 私は現在46歳で、40代[…]
マネジメント経験は必須になってくる
よっぽどの専門職でないかぎり、どの業界でもどの職種でも40代以上はマネジメント経験が必要になってきます。
逆に現場のプレイヤー業務であれば、給与は20代並みですし、そもそもの求人数が絶対的に少ないです。
このマネジメント経験というのは幅広く解釈できます。
課長や部長など肩書がついていなくても、後輩に仕事を指導したり、周りと連携して成果を出した経験あれば、それもマネジメント経験と言えます。
40代以上であれば、少なからず人を指導したり、まとめた経験があるはずです。
マネジメント経験は積極的にアピールするべきです。
自分を主観的な価値で見るのではなく市場価値で見る
これまでのキャリアや経験を活かすことは重要ですが、変に自分を主観的な価値で見ると、転職先がなかなか見つからず苦労してしまいます。
- これまで年収700万もらっていたから、自分にはその価値があるはずだ
- 肩書は部長だから、それ以下の肩書では転職しない
- 自分は財務の経験しかないから、財務オンリーの職種で転職先を探す

その企業であなたの価値は「700万」だったとしても、市場の価値は「700万」だと限りません。
その企業であなたの肩書は「部長」だったとしても、市場価値は「部長」だと限りません。
財務しかやったことがないけど、経理関係なら応用が利くので、できるかもしれません。
自分を主観的な価値で判断するのではなく、市場価値で見るようにしましょう。
それで落ち込むこともあるかしれませんが、現実を直視してからがスタートです。
なぜわざわざ40代で転職するのか
ここで40代で転職する理由について解説します。
ここを履き違えると、40代の転職が苦しいものになります。
40代の転職は自分の希望を叶えるためにするものです。
これは年代問わずかもしれませんが、特に40代になって転職するのであれば、履き違えて欲しくない点です。
- 部長になりたい
- 年収〇〇万円欲しい
- やりたい仕事をしたい
現職でこれらの希望が叶えられるのであれば、転職する必要はありません。
ただ様々な事情で現職でこれらの希望が叶えられないのであれば、転職という手段を使って、希望を叶えるのです。
今の会社で例えば人間関係が耐えられなくて、転職を考えているかもしれません。
「人間関係が良い会社で働きたい」というのは逃げではなく、あなたの希望ですよね。
その希望が現職で叶わないと感じたら、転職して構わないのです。
それを「逃げだ」とか言ってくる人は無視してください。
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まとめ
40代で転職してよかったこと、失敗したことから学んだ体験談をご紹介しました。
40代は20代、30代に比べて転職が厳しいのは確かに現実です。
ただ転職は自分の希望を叶えるための手段であり、やり方次第で希望を叶えることができます。
もし40代での転職を躊躇しているのであれば、本記事や次の記事を参考にして、攻略の糸口を見つけてください。
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「会社を辞めたい」と考えている、40代の方へ送る記事です。 私は現在46歳で、40代で転職を3回しました。 40代で「会社を辞める」のは勇気がいることです。「我慢して今[…]
40代でもこれからまだ30年近く働くことになります。
人生100年時代とも言われており、まだ折り返し地点にも来ていません。

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