転職を考える時に「この転職は逃げの転職ではないか?」と悩むことがあります。
「逃げてはダメだ」
「現実から目を逸らすな」
「逃げると逃げクセがつく」
転職の際に周りからこのようなことを言われてると、転職をすること自体が「自分はいけないことをしているのではないか」と不安になりますよね。
一口に「逃げの転職」と言っても、許される「逃げ」と許されない「逃げ」があります。
この「逃げ」についての判断基準と、なぜ「逃げの転職」が良くないかを解説します。
許される「逃げ」
自分のビジョンがはっきりしている
- 人間関係が良くない
- 仕事がつまらない
- 仕事にやりがいが持てない
一般的な「逃げの転職」の理由として上記のような理由が挙げられます。
しかし、転職を考えたきっかけが上記の理由だとしても、自分の将来像やビジョン、やりたいことががはっきりしている場合は転職してもOKだと思います。
転職理由が「逃げ」でも、今後の自分の将来像が明確であれば、その実現のために転職をすることは悪いことではありません。
明らかなブラック企業
- 長時間労働を命令される
- パワハラ・セクハラが横行している
- 残業代が支給されない
誰も見ても明らかなブラック企業の場合は、転職をして逃げましょう。
肉体的にも精神的にも疲弊して、身体を壊しては元も子もありません。
ブラック企業はあの手この手を使って「会社に残る」ように言ってくるかもしれませんが、自分の身体が一番大事です。
会社は自分や家族の生活の全てを守ってはくれません。
勇気を持って転職をしましょう。
許されない「逃げ」
自分のビジョンもはっきりせず、何となく嫌だ
先程お伝えしたことの反対のことになります。
自分の将来像やビジョン、やりたいことがはっきりせずに何となく「仕事が嫌だ」「仕事がつまらない」という理由で転職をする。
これは「逃げの転職」と言われても仕方がありません。
転職をするにしても、面接の際のアピールポイントもないので、転職が成功する可能性が限りなく低くなります。
自分の中で将来像やビジョン、退職理由が明確でなければ、当然相手にも伝わるはずがありません。
同じ理由で転職を繰り返している
- やりたい仕事ができない
- 仕事がつまらない
- 上司や部下との人間関係
同じ理由で転職を繰り返す場合も「逃げの転職」と言わざるを得ません。
毎回、人間関係がきっかけになり転職を繰り返すとなると、やはりその人自身にも問題があります。
どこの会社にも一長一短があり、全て完璧な会社はどこにもありません。
同じ理由で転職を繰り返す人は会社ではなく、自分に問題がないか深く考えてみて下さい。
「逃げの転職」が良くないと言われる理由
逃げの転職であればあるほど、そのリスクを背負う可能性が高まります。
転職先が今より良いかわからない
転職をして「前の会社の方が良かった、、」と後悔するケースも当然あります。
どんなに転職先の下調べしても「思っていたのと違う」「聞いていた話しと違う」ということはよくある話しです。
転職をして初めて、前職の会社の良さがわかることもあります。
その中でも自分のビジョンなどが明確であれば少々の事は耐えられますが、そうでなければ、また転職を考えるか、前職への出戻りを考えるようになります。
転職回数だけ増えてしまう
許されない「逃げの転職」を繰り返すと、転職回数だけが増えていきます。
転職回数が多いことは、まだまだ日本ではマイナスに取られることがほとんどです。
私も5回転職をしていますが、正直「転職回数」がネックになって、希望する転職先に応募すら出来なかったことが1度や2度ではありません。
転職回数が増えることは、大きなハンデを背負うことと同様です。
そもそも転職ができない
転職回数が増えるだけならまだしも許されない「逃げの転職」をすると、転職すらできない可能性もあります。
先程もお伝えしましたが、ビジョンや退職理由が明確で誰か聞いても納得できるものでなければ、面接で合格しないからです。
転職を成功させるためには準備とリスク回避が必要です。
仮に許されない「逃げの転職」をするにしても、在職中に転職活動をして、じっくり自分に合う会社を探すなど、最低限の準備とリスク回避をしましょう。
まとめ
許される・許されない「逃げ」と「逃げの転職」が良くない理由を解説しました。
周りは「逃げの転職」を一括りにして、あなたを非難してくるかもしれません。
許される「逃げ」であれば、何も問題ありません。
堂々としておきましょう。
しかし、許されない「逃げ」であれば、現職でまだ出来ることはないかを模索してから、転職を考えても決して遅くはありません。
そこから本記事で解説した「逃げ」の判断基準と照らし合わせてみて下さい。
すぐに退職をした後は1人より、転職サイトに無料登録してエージェントと一緒に転職先を探すことをおすすめします。
面接時に必ず聞かれる「在籍期間が短い」理由も一緒に考えてくれるはずです。
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