あなたのまわりで「自分は正しい」と思い込んでいる人はいませんか?
人は多かれ少なかれ、どうしても「自分は正しい!相手が間違い!」と思い込んでいるところがあります。
ただ、この「自分が正しい」が度を越えてしまうと、話し合いがまとまらなかったり、人間関係でトラブルになったりなど、あらゆる面で問題になってきます。
今回はトラブルに巻き込まれないためにも「自分は正しい」と思い込んでいる人の特徴や対処法をご紹介していきます。
『自分は正しい』と思い込んでいる人の特徴
プライドが高い
やはり一番最初に挙げられる特徴は「プライドが高い」ということです。
人から意見や指示をされることを極端に嫌がり、否定されたりすると「俺は間違っていない!」と怒ってきます。
プライドが高い人は劣等感を持っている人が多いので、自分が正しくないと認めてしまうと「負けた」感じがするのだと思います。
人に弱みを見せられないので「自分は正しい」と思い込んで、自分を守ろうとしています。
凝り固まった固定概念がある
年配者に多いですが、これまでの経験から「これは絶対こうだ!」という固定観念があると、自分の意見を決して曲げません。
その人の記憶違いや時代は変化しているので、昔と違っていることは普通にたくさんあります。
その記憶違いや違ってきていることを受け入れられず、自分が正しいと思い込みます。
「頑固」とも言えますね。
正義感が強すぎる
正義感が強いことは一般的には良いことですが、正義感やルールにがんじがらめの人の扱いは難しいです。
世の中白黒つけられることばかりではありません( ;∀;)
「正義」については下記の記事に詳しく書いています。
「正義」という名の元であれば、何でも守らないといけないという固定観念から「自分の正しさ」を押し付けてこられるとやっかいです。
「自分は正しい」と思いこまないと心が持たない
これは経営者に多いです。
経営者にもなると、社員や取引先などから様々な意見や不平不満を言われます。
自分が間違っていたら、柔軟に対応できる経営者であれば良いですが「いいから、黙って俺の言った通りにしろ!」と言う経営者もいます。
「自分が正しい」と思い込まないと「精神が持たない」といいましょうか、あれこれ言ってくる人の意見ばかりを聞いていたら身が持たないというのもあると思います。
特に長く経営者をやっている方で、自分の心を守るために「自分は正しい」という気持ちを押し通してくる方もいます。
『自分が正しい』と思い込んでいる人の対処法
意見を一回受け入れる
始めから否定してしまうと、話しがこじれます。
「この人間違っているな」と思っても、一回は受け入れましょう。
「なるほど、そういう考えがあるのですね。私はこういう経験からこう思いました」
このように相手の意見を肯定してから、自分の意見を言うようにしましょう。
先程も書きましたが「自分が正しい」と思い込んでいる人は、プライドが高かったり、頑固な人が多いので、一回持ち上げてから自分の意見を伝えるようにしましょう。
根拠・証拠を示す
最近は仕事上で「エビデンスをつける」という言葉をよく聞きます。
いわゆる「根拠・証拠」を示すということです。
確固たる根拠の前では「自分が正しい」という思い込みは通用しません。
口頭だけでなく、文章にしたものを見せることで相手は何も言えなくなります。
その時も「ほれみろ!間違っているだろう!」と自慢げに見せると、相手も逆ギレしたりして、思わぬ反抗を受ける場合もあるので、あくまで冷静に大人の対応をするようにしてくださいね。
考え方や解釈の違いだけの場合も多い
「自分は正しい!相手が間違っている!」というのは、はっきり答えがあるものは別にして、大抵「考え方」や「解釈」の違いだけです。
自分と違う考え方だったら「間違っている!」というのはやはり暴論です。
そのような思考の人が人間関係でトラブルを起こします。
- あーなるほど、そういう考えもあるんだな
- そういう視点で考えるとそうなるんだな
このように捉えたいですね。
しかも年齢や性別や経験が違えば、考え方が違ってくるのは当然のことです。
客観的に広い視野と心を持ち「自分は正しい」と思い込まない人間になりたいですね。
まとめ
特に年齢を重ねると変なプライドや固定観念が邪魔して「自分が正しい」と思いがちです。
本文でも書きましたが、自分も相手も正しいことがほとんどです。
ただ考え方や解釈の違いだけです。
冷静に客観的に話し合うことができれば、意見の相違からの人間関係のトラブルや問題は起きないのではないでしょうか。
やはり年齢を重ねても柔軟な考え方を持ち続けることが大切ですね!(^^)!
※合わせて「〇〇な人の特徴」シリーズの記事もお読みください!(^^)!