「人材紹介会社・転職エージェント」の正しい利用方法について書きます。
転職を考えた時に「人材紹介会社・転職エージェント」は利用方法次第で大きな力になってくれます。
しかし、全ての「人材紹介会社・転職エージェント」が私たち「求職者」のことを思って動いてくれる訳では正直ありません。
商売ですから、会社から手数料を取ることだけを考えて、私たち「求職者」にアドバイスをする転職エージェントもいます。
「人材紹介会社・転職エージェント」を正しく利用して、転職を成功させるためのポイントをお伝えします!
求人の裏側を読もう!!
ちなみに私は人材紹介会社を利用し過ぎて、仕組みを理解し、自分でも有料職業紹介者の資格を取りました。。(1日で取れますよ!)
そして自ら会社で人材紹介部門を立ち上げ、運営をしていました。
(やりすぎですよね。。)
話しはそれましたが、、最初にお伝えしたいのは、求人の取り扱いについてです。
1つの求人があったとします。
ここで2つのパターンに分かれます。
①人材紹介会社(A社)だけで取り扱っている求人
②人材紹介会社(A社)でも、(B社)・(C社)でも取り扱っている求人
A社からの紹介を断った求人を、B社からもC社からも紹介されたケースはよくあります。
当然、その人の経歴にあった求人を紹介するので、紹介が「かぶること」はあり得ることです。
求人を出している会社側も「採用の門を広げ、早く優秀な人材を採用するため」に複数の人材紹介会社にお願いしていることもよくあることです。
ここで是非、確認していただきたのが、
会社が求人を募集する背景です!!
40代以降の求人の募集を例に取ります。
求人があるということは、
- 退職した人の穴埋め募集
- 定年退職した人の穴埋め募集
- 事業拡大のための募集
以上の背景が考えられます。
ここでお勧めの求人は②か③です。
①は退職した社員がいるという現実があるので、離職率が高い会社の可能性があります。
早く退職した人の穴埋めをしたいので、会社は複数の人材紹介会社を利用します。
この会社は「どの人材紹介会社の求人にも載ってるな」ということが起きます。
②は逆に定年まで勤めた人がいる証明なので、長く勤めることができる可能性が高い会社となります。
人材の高齢化が進み、このような求人もあります。
③はそのままですが、事業拡大をしているのでその中で人手不足になる。
特に社員が増えることで、マネジメント能力があり、社員を束ねる人が欲しくなるので、管理職採用の求人が出てきます。
ここからは私の意見ですが、
40歳を超えてもバリバリ働いてキャリアアップしたい人は当然、③を選ぶべきです。
そうではなく、体力も落ちてきたし「少し楽したいなー」という人は、②を選んでみてはどうでしょうか。
40代を例に取りましたが、どの年代にも共通のことが言えます。
応募する時には、その会社が求人募集をしている背景を確かめてみて下さい。
転職エージェントに聞けば教えてくれます。
「何故、求人を出しているのか?」を把握することで、自分のキャリア形成や希望条件とマッチしているかを確認ができます。
また、志望動機もそれに合わせれば良いので、転職を有利に進めることができます。
人材紹介会社の選び方
人材紹介会社は誰でも1度は聞いたことのある大手から、地場の規模も小さい会社まで様々あります。
やはり人材紹介会社に登録するのであれば、大手と地場を織り交ぜて、3〜4社ぐらい登録するのが良いと思います。
あまり多すぎても自分自身が管理できませんし、先程も書きましたが、紹介求人が「かぶる」ことも多いです。
どの人材紹介会社が良いかは、わからないというのが正直なところです。。
何故かと言うと、
- 1つの求人をA社もB社もC社も持っているということも多い
- 自分に取っての良い求人を持っているかは登録してみないとわからない
- 大手は大企業の求人数は多い、地場は地元の優良中小企業の求人を持っている
これらの理由から、「人材紹介会社」が「良いもの」かどうかは、その人によって違うので一概に勧めることはできないということです。
ただ、これから書きますが「人材紹介会社」というより、その会社に所属する「転職エージェント」との付き合い方がポイントです。
「人材紹介会社」は3~4社登録して、「転職エージェント」との付き合い方をマスターしていきましょう!
転職エージェントとは必ず会おう!
これは是非やって下さい。
人間は会って話せば、その人に対しての感情が生まれます。
まずは転職エージェントと会って自分の想いを伝えて下さい。
決して良い格好する必要はありません。ありのままの自分を話して下さい。
そうすれば、転職エージェントはあなたに対しても情が湧きます。
いくら相手も仕事とは言え、人間対人間です。
転職エージェントから「この人を何とかしてあげよう!」と思って貰えるためには、会って誠実に話しをしましょう。
やはり誰でも誠実な人を助けたいと思います。
こちらから見れば、たった1人の転職エージェントですが、相手から見ると言葉は悪いですが、たくさんいるお客さんの中の1人です。
「相手も仕事だから会わなくもきちんとやってくれるだろう」という発想は危険です。
転職エージェントは忙しいです。
自分が転職エージェントだったらを考えてみて下さい。
会って誠実な対応をしてくれた人とそもそも会わない、会っても横柄な態度の人ではどちらを親身になって対応するでしょうか?
答えは出てますよね。
私は直近の転職活動で印象的な転職エージェントと出会いました。
新しく地場の人材紹介会社に登録し、面談に行きました。
そこでは自分に合った求人の紹介は難しいと言われ、落ち込んでいると、、
「○○さん!どうしょうもなくなったら、もう一度、連絡下さい!希望条件はクリア出来ないですが、何とか紹介します!」と言われました。
自分の希望条件は現年収を下回らない、業界は拘らないが、これまでやってきた人事、総務、経営企画関係を希望していました。
(40歳過ぎて、贅沢言うな!と言われそうですが、、)
自分が嬉しかったのが「何とかする!」と言ってもらえたことです。
結局はこの方にはお世話にならず、別に良い求人を紹介していただき、転職することができました。
やはり会って、自分の正直な状況や甘いところなど、さらけ出したのが良かったと思います。
エージェントの方は困っている人を助けたいと思って、この業界に入られた方も多いと思います。
まずはこちらが心を開き、見栄などを張らずに、誠実に応対していきましょう。
まとめ
「人材紹介会社」へ3~4社登録したら、転職エージェントと会いましょう。
まずはあなたが誠実に対応し、二人三脚で転職を成功させるイメージだとうまくいく可能性が高まります。
合わせてですが、過去記事で在職中の転職活動の注意点をまとめています。
次回【第2弾】では「転職エージェント」と会った後、どのように接していくかを詳しく書きたいと思います!