あなたは仕事でコミニュケーションはうまく取れてますか?
突然ですが『沈黙は金なり』ということわざをご存じでしょうか?
「沈黙」はコミュニケーションの中でも一歩突っ込んだ、高等な技術と言えます。
「コミニュケーションを円滑にするため」と「相手に納得してもらうため」に「沈黙」は抜群の効果を発揮します。
この「沈黙」に着目し、沈黙を効果的に使うコミュニケーション方法をご紹介します。
記事を読み終えると、あなたは沈黙を効果的に使えるようになり、必ず仕事で成果を出せるはずです。
ぜひ最後までご覧ください!
「沈黙は金なり」に隠された意味は?
「沈黙は金なり」の語源
英語でも「Speech is silver , silence is golden」という言葉があり「沈黙は金・雄弁は銀」という言葉は、西欧文化圏から伝わってきたと言われています。
ちなみに「沈黙は金なり」は「ちんもくはきんなり」と読みます。
「ちんもくはかねなり」ではないんですね。
「沈黙は金なり」の一般的な意味と解釈
日本では「おしゃべりより黙っている方が良い」といった意味で使用されています。
昔から日本では「おしゃべりなのはみっともない、信用ならない」イメージがあるのではないでしょうか。
しかし、とにかく黙っていれば良いのでしょうか?
例えば「おしゃべりせずに黙って仕事をした方が、早く仕事が終わるから儲かる」
「沈黙は金なり」の意味はこのように単純な話ではありません。
「沈黙は金なり」に隠された意味を掘り下げて考察していきます。
「説得」と「納得」の違い
冒頭で「コミニュケーションを円滑にするため」と「相手に納得してもらうため」に「沈黙」は抜群の効果を発揮するとお伝えしました。
コミュニケーションの目的は「正しくこちらの意図を理解してもらう」ことです。
コミュニケーションを円滑にするためには「説得」と「納得」の違いを理解しておく必要があります。
説得とは

これでは、その場ではわかってもらった感じにはなりますが、時間が立つと「やっぱり意味がわからない!やっぱり納得できない!」となりがちです。
営業に置き換えると、その場では商品が売れたけど、その後キャンセルになる可能性が高いということです。
「なんか言いくるめられた」感じであまり良いイメージではありませんよね。
納得とは

営業で「納得」してもらうと、その後のキャンセルの確率はかなり減ります。
納得してもらうと、悪いイメージはなく相手も気持ちよく動いてくれますよね。
【沈黙は金なり】沈黙を効果的に使うコミュニケーション方法
納得してもらうために沈黙を使う
「説得」と「納得」の違いがわかると、コミュニケーションは「納得」してもらった方が良いことも理解できます。
ここで「沈黙」の出番です!
営業で商品を売る時のシチュエーションがわかりやすいので、それに例えてお話しします。
【営業マン】
相手に商品を説明する
↓
相手が買うかどうか迷う
↓
※ここから2つに分かれます。
【売れない営業マン】
- しゃべりまくって説得する
【売れる営業マン】
- 沈黙
↑
ここです!
営業で1番怖いことは「断られること」です。
営業マンは「いらない!」と言われることが1番怖いのです。
売れない営業マンは沈黙になると「いらない!」と言われるのではないかと勝手に恐れて、しゃべりまくるのです。
売れる営業マンは逆です。「沈黙」をうまく使います。
相手も沈黙に耐えられなくなり、商品の質問をしてきたり、迷っていることを口に出してきます。
あとはその質問に端的に答えるだけ。
迷っているのであれば「お願いします!」と笑顔で言えば良いだけなのです。
「沈黙」を恐れない営業マンが、売れる営業マンです。
「沈黙」を恐れしゃべりまくる営業マンが、売れない営業マンです。
「話す力」より「話させる力」が大切
売れる営業マンは「聞き上手」だと言われます。
- 相手の話しをしっかり聞く。
- 相槌と最低限の質問をする。
- こちらの伝えたいことは端的に伝える。
「こちらが売りたいから売るんじゃないですよ。」
「あなたがそう言うのだったら、この商品がピッタリです!」
このようなイメージで「売り気」を見せません。
人は誰でも「話したい」という欲求が強いものです。
特に営業は慣れてくるとトークがいくらでも出てくるので、ついつい話し過ぎてしまいます。
自分がいかにうまく話すかはそんなに大切ではありません。
相手にいかに「話してもらうか」の方がよっぽど大切です。
いかに相手に質問をして、気持ち良く話してもらうかがポイントです。
「話す力」より「話させる力」な方が重要です。
ここでは自分自身が「沈黙」して、相手の話しをよく聞きましょう。

自分は沈黙して相手にできるだけ話しをさせて、伝えたいことは端的に短く話す。
これが「コミュニケーションを円滑にするため」と「相手に納得してもらうため」の基本になります。
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まとめ
沈黙を恐れず、話しをよく聞く
沈黙を効果的に使うコミュニケーション方法をご紹介しました。
沈黙を効果的に使い、相手に納得してもらう流れをまとめます。
「沈黙」を恐れない。「沈黙」によって相手に考えさせる。
↓
相手が考えだせば、余計なことは言わずに不安や質問を聞き出す。
↓
その不安や質問には端的にアドバイスなど送り、また「沈黙」する。
↓
相手は沈黙に耐えられなくなり、勝手に納得する方向へ向かう。
イメージはこの流れです!
もう一つ、自分自身は沈黙して、とにかく相手の話しを聞くことが大切です。
相手の話しに同調や共感しながらとにかく聞きましょう。
繰り返しますが、人はみんな自分が「話したい」ものです。
だからこそ、相手に話しをさせて、気持ちよくなってもらいましょう。
自分の話しはそれからで十分です。
「沈黙は金なり」の本当の意味
沈黙を効果的に使うことによって、次の成果を出すことができます。
- お客様や取引先など商談の中では、相手に納得してもらえる。
- 職場でのコミュニケーションの中では、正しくこちらの意図を伝えることができる。
「沈黙」を効果的に使うことで、仕事で成果を出すことができます。
仕事で成果を出すことは「自分の利益」にも繋がるので「沈黙は金なり」と言われているのではないでしょうか。
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