新人・新卒の育て方に試行錯誤されている人事部、上司、先輩社員も多いと思います。
内部や外部で研修を受講させたり、現場で根気強く指導したりなど「何とか一人前に育てよう!」または「辞めさせないようしよう。。」と奮闘されていますよね。
今回は「新人・新卒の育て方の注意点」をご紹介します。
転職を5回経験している私は人より新人回数が多いので、、できるだけ新人・新卒の立場に立ってお話しします!
職場での新人教育で大切なたった1つ事実【あなたは見られている】
あなたの行動が新人・新卒を潰す!
いきなり物騒なことを言って、すみません。。
新人・新卒を育てるときに、
- どのような研修・教育をすればよいか
- どのように接すればよいか
これらはネットで検索すれば、たくさん出てきますし、研修・教育については既に行っている会社も多いと思います。
研修・教育内容などは、専門の方にまかせておいて、、
冒頭でも「新人・新卒の立場に立って」と書きましたが、どんなに優れた研修や教育より、まわりの人間次第で新人・新卒が育つかどうかが大きく左右されます。
新人・新卒はひな鳥と同じ
特に新卒はひな鳥と考えましょう。
最初に見たものを親と思い込む「刷り込み」ってありますよね。
それと似たようなことで、
どんなに「仕事を頑張ろう!」「仕事って素晴らしい!」と教育しても、まわりが「仕事なんてアホらし!サボろう」とサボっていたら、新卒も影響されて、サボる人間になります。
研修や教育は必ず良いことを言うので、そちらの影響を受けてくれれば良いのですが、、多くはまわりの行動と言動に流されます。
まわりに流されない新卒・新人はごく少数
「新人・新卒の全員が全員まわりに流される訳ではないだろう!」
と言われそうですが、、その通りです。
ごく少数、10人に1人か2人はまわりの上司や先輩がサボっていても、うまく反面教師にして、まわりに流されず努力する人が出てきます。
ただ本当に少数です。
そういう人間が将来、会社を背負って立つ人間になったり、成功する人なんだと思います。
しかし、ほとんどの人間はまわりに流されます。
特に新卒は人生経験も少ないですし、つい最近まで学生だった人間に「まわりに流されるな!」と言うのは酷な話しだと思います。
特に身近な人に流される
まわりに流されたとしても、頑張っている人に流されて影響を受ければ良いですよね。
しかし、、現実はこうです。
【新卒】
→昨年の新卒を見る
【新人】
→年齢が近い、役職が同じ、社歴が浅いなど似た境遇の人を見る
バリバリできる上司や先輩に流されてくれれば良いのに、自分の身近な人を見て影響されます。
「昨年の新卒は1年間働いても、こんなもんなんだ。これぐらいしかしなくていいんだ。だったら私はこれぐらいでいっか!」
このように自分で「これぐらいでいい」と線を引いてしまうんですよね。
「あの人もサボってるんだから、私もサボっていいよね!?」みたいに勝手にサボる理由を、自分の都合良く他人のせいにして、ムリヤリに正論にしようとします。
特に身近な人でも、人より頑張っていない人に影響されやすいです。
あなたに新人の将来を潰す権利はない
良い子ぶる訳ではないですが、、本当にこのように思います。
もしあなたではなく、他の頑張る人が新人の身近にいたら、その新人は良い影響を受け、成功したかもしれません。
言葉が少し過激になりますが、
あなたが身近にいたばかりに、新人はサボるあなたの影響を受け、ダメ社員になっていったのです。
「そんな勝手に相手が私の真似をしただけでしょう!」と反論されそうですが、それは大人として身勝手な意見ではないでしょうか。
新人・新卒を受け入れる立場である先輩として「その新人・新卒の将来を背負え!」とまではもちろん言わないですが、せめて「その人の将来の邪魔だけはするな!」と思います。
まとめ
新人・新卒の中でも特に新卒は会社に取って「宝」です。
まだ真っ白い状態で「将来伸びるも伸びないも」まわりの環境次第という新卒が多いです。
その人たちの将来を応援したいですし、邪魔するのはあまりにも無責任です。
新人・新卒は最初は何もできないかもしれませが、きちんと育てれば、まわりまわって将来的には自分を助けてくれる立場の人間になります。
新人や新卒が入ってきた時点で、それより前に入社した人間は全て「見られる存在」です。
「研修や教育にはお金と時間をかけて行なっているのに、なかなか新人・新卒が育たない」と思われたら、原因は単純にところにあると思います。
まわりが新人・新卒のやる気を削いでいる可能性が高いです。
まず個人としたら「自分は見られている」という意識を持って行動、発言をしましょう。
会社単位で考えると「新人・新卒から見られている」ことを先輩社員にしつこいぐらい伝えましょう。
「新卒・新卒の将来を潰す権利は私たちにはありません」
このことを少しでも多くの人が頭の片隅に置いてもらうと、新人で新卒が育ちやすい環境になるのではないでしょうか。
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