職場で新人や新卒の育て方に試行錯誤していませんか?
内部や外部で研修を受講させたり、現場で根気強く指導したりなど「何とか一人前に育てよう!」または「辞めさせないようしよう!」と奮闘されていますよね。
本記事は「新人教育で抑えておくべきポイント」をご紹介します。
また、様々な職場の新人教育を見てきましたので、その経験からお話しします。
「目から鱗」の話しなので、ぜひ最後までご覧ください!
【新人を潰す職場にしないために】新人教育で抑えておくべきポイント
あなたの行動が新人・新卒を潰す!
「新人・新卒を育てよう」と考えたときに、次のことが浮かぶと思います。
- どのような研修・教育をすればよいか
- どのように接すればよいか
- どうやって仕事を覚えてもらおうか
これらはネットで検索すれば、たくさん良い方法が出てきます。
研修・教育内容などは、専門の方にまかせておきましょう(‘ω’)
今回お伝えしたいことは
新人や新卒はひな鳥と同じ
特に新卒はひな鳥と考えましょう。
最初に見たものを親と思い込む「刷り込み」ってありますよね。
それと似たようなことです。
例えば「仕事を頑張ろう!」「仕事って素晴らしい!」と研修や教育をしたとします。
しかし、周りの社員は「仕事なんてアホらし!サボろう」とサボっていたとします。
はっきり言って、後者の「仕事なんてアホらし!サボろう」です。
良いことを言う研修や教育の影響を受けてくれると良いのですが、、多くは周りの行動と言動に流されます。
周りに流されない新卒・新人はごく少数
ごく少数、10人に1人か2人は周りの上司や先輩がサボっていても、反面教師にして、周りに流されず努力する新人はいます。
ただ本当に少数です。
そういう人間が将来、会社を背負って立つ人間になったり、成功する人なんだと思います。
特に新卒は人生経験も少ないですし、つい最近まで学生だった人間に「周りに流されるな!」と言うのは酷な話しです。
それだけ人間は周りの環境に流されやすいものです。
特に身近な人に流される
周りに流されたとしても、頑張っている人に流されて影響を受ければ良いですよね。
【新卒】
昨年の新卒を見ます
【新人】
年齢が近い、役職が同じ、社歴が浅いなど似た境遇の人を見ます
バリバリできる上司や先輩に流されてくれると良いのですが、、自分の身近な人を見て影響されます。
「昨年の新卒はこんなもんだ。これぐらいしかしなくていいんだ。だったら私もこれぐらいでいっか!」
このように自分で「これぐらいでいい」と線を引いてしまうんですよね。
自分の都合を他人のせいにして「あの人もサボってるんだから、私もサボっていいよね!?」と勝手にサボる理由を正論にしようとします。
周りの環境で頑張っている人より、頑張ってない人に影響されやすいので困るのです。
あなたに新人の将来を潰す権利はない
あなたは見られている
あなたが会社の悪口やマイナス発言をして、仕事をサボる社員だったと仮定します。
- あなたがサボって、あなたが怒られたり、出世や成功しないのは自業自得で構わない。
- しかし、あなたに新人・新卒を潰す権利はない!!
もしあなたではなく、頑張る人が新人の身近にいたら、その新人は良い影響を受けて成功したかもしれません。
言葉が少し過激になりますが、
「そんな勝手に相手が私の真似をしただけでしょう!」と反論されそうですが、それは大人として身勝手な意見ではないでしょうか。
新人や新卒を受け入れる立場である先輩として「その新人・新卒の将来を背負え!」とまではもちろん言わないです。
あなたのマイナス発言や悪口が、新人や新卒に悪影響を与えているのです。
周りの社員はこの現実から目を背けてはいけないのではないでしょうか。
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新人や新卒は会社に取って「宝」
新人や新卒は会社に取って「宝」なのです。
まだ真っ白い状態で「将来伸びるも伸びないも」周りの環境次第という新卒が多いです。
その人たちの将来を応援したいですし、邪魔するのはあまりにも無責任です。
そういうつもりがあろうが、なかろうが、
新人・新卒は最初は何もできないかもしれません。
ただ、きちんと育てれば、将来的には自分を助けてくれる立場の人間になります。
新人や新卒が入ってきた時点で、それより前に入社した人間は全て「見られる存在」です。
「研修や教育にお金と時間をかけてやっているのに、なかなか新人や新卒が育たない」と思われたら、原因は単純なところになります。
周りが新人や新卒のやる気を潰している可能性が高いです。
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まとめ
新人教育で抑えておくべき大事なポイントをご紹介しました。
最後にポイントをまとめます。
- どんなに良い研修や教育をしたとしても、新人や新卒は周りの環境に流れされる。
- 新人や新卒は頑張っている人ではなく、身近な頑張っていない社員に流れされる。
- 周りの社員に「新人を潰す」権利はない。
- 周りの社員は常に「新人から見られている」意識を持つこと。
- 会社単位で考えると「新人から見られている」ことを先輩社員にしつこいぐらい伝える。
繰り返しますが、
新人や新卒の将来を潰す権利は私たちにはありません
このことを少しでも多くの人が頭の片隅に置いてもらうと、新人や新卒が育ちやすい職場環境になるのではないでしょうか。
研修や教育はどの会社も良いものを行っていると思います。
「研修や教育内容が間違っている」というのは、ほとんどありません。
ただ新人や新卒が思ったように育たないのは、もっと身近な周りの環境に原因があることが多いのです。
本記事を参考にして、職場が「新人や新卒が育つ環境」になっていただければ幸いです!(^^)!