会社で働いていると自分一人で完結する仕事はほとんどないことに気が付きます。
「後工程」とは自分の後に控えている次の工程の仕事になります。
自分の仕事を次の「後工程」の人にバトンタッチする時に、あなたは何を意識していますか?
何も考えずにバトンタッチしているのであれば、今日から少しでも「後工程」のことを考えてみるようにして下さい。
「後工程」のことを考えられる人が一人でも多くなれば、組織の中での仕事を円滑に進めることができます。
今回は「後工程のことを考えられる人が仕事で成功する」と題し「後工程」のことを配慮し、思い遣る大切さについてお話しをしていきます。
後工程のことを考えられる人が仕事で成功する
後工程はお客様
この言葉をご存知でしょうか?
自動車メーカーのトップクラスで誰もが知っている「トヨタ自動車」で浸透している考え方だそうです。
後工程に携わる人を「お客様」だと考え、配慮と思い遣りを、より意識して持って対応することで、仕事が円滑に進むことを表しています。
仕事を「点」でなく「線」にすることでミスは防げる
このような「後の人のことを考えて仕事をする」ことが浸透している組織は、仕事を「点」ではなく「線」で捉えることができます。
前工程、後工程で協力し合える状態であれば、当然ミスも減ります。
また、意思の疎通がスムーズに行われているので、関わる人全てが共通認識を持つことができます。
これは口で言うのは簡単ですが、大きな組織になればなるほど難しいことです。
「自分さえ良ければいい」という人が出てくることで、仕事が「点」になってしまいミスも多くなります。
仕事の優先順位と時間配分を後工程のことを考えて決める
仕事には必ず締切があります。
その締切も工程ごとで区切られていることがほとんどですよね。
自分の工程の締切が過ぎれば、迷惑を被るのは後工程の人です。
「本当は締切まで5日間の時間があったのだけど、前工程で仕事が推したから3日間で仕上げないといけない」
このようなことが、どの業界のどの仕事でもよくあることです。
ここで後工程のことを考えて、自分の仕事の優先順位や時間配分を決めることが非常に大切になってきます。
自分が後工程の人であれば、どのような状態で前工程から仕事がまわってくると嬉しいか想像してみて下さい。
- 一日でも一時間でも早く仕事がまわってくると、締切に余裕が出来て嬉しい
- 口頭ではなく、文章で指示や注意事項がまわってくると嬉しい
- 前工程で問題点をチェックしておいてもらえれば、後工程でダブルチェックの形になり、ミスを防げるので嬉しい
このようなことではないでしょうか。
後工程に仕事をバトンタッチする時に相手のことを考えて「早く・正確に・一手間かけて」仕事を渡すことで、後工程の人がスムーズに仕事を進めることができます。
このようにまずは自分が後工程の人のことを考えて仕事を渡すことを続けていれば、必ずあなたにまわってくる仕事も「あなたのことを考えて、あなたが仕事をしやすい状態」でまわってきます。
やはり「因果応報」はあります。
あなたの味方も増えて、あなた自身の仕事もスムーズに進めることができれば、その組織で成功しないはずがないですよね!(^^)!
「自分がしてもらいたいことを相手にもする」この心掛けを持つことで、あなたはまわりから助けてもらえる人間になり、仕事も人間関係も円滑に進めることができるはずです。
(たまにこちらがいくら助けても優しくしても、自分のことしか考えない人がどの組織にもいますが、、そういう人はほおっておきましょうね( ゚Д゚))
まとめ
冒頭でもお伝えしましたが、組織の中では自分一人で完結する仕事はほとんどありません。
必ず誰かと繋がって仕事をしています。
また自分一人でできる仕事の量も質を上げることにも限界があります。
このようなことから、
「まわりの協力を得ないと良い仕事はできない」ということです。
いくら優秀な人でも自分一人でできることなんて「たかが知れている」ことにまずは気が付きましょう。
後工程のことを考えられる人は相手の立場に立ち、思い遣りを持って配慮ができる人です。
「後工程はお客様」のトヨタ式の意識は仕事を進めていく上で大変参考になると思います。
このことを少しでも意識すると、あなたの仕事も人間関係も必ず良い方向に進んでいきます!
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