人はあらゆる場面で「悩み」に遭遇します。
誰でも悩みの渦中にいると苦しいものです。
苦しいとわかっていても、人はついつい悩んでしまいます。
ただ、その「悩み」は本当に答えが出るものでしょうか。
今回は「悩み」について大変参考になる、名著「イシューからはじめよ」を参考にしながら「悩み」について考察をしていきます。
是非、最後までご覧下さい。
「悩む」とは
その悩みは答えは出るか?
悩む=「答えが出ない」という前提のもとに「考えるフリ」をすること。
「悩んでいると気づいたら、すぐに休め。悩んでいる自分を察知できるようになろう」「君たちの賢い頭で10分以上真剣に考えて埒 (らち) が明かないのであれば、そのことについて考えることは一度止めたほうがいい。
それはもう悩んでいる可能性が高い。
「イシューからはじめよ」から引用
いきなり結論になりますが、結局はこれに尽きます。
どうしようもないことに悩んでいないか?
特に人は「自分一人ではどうしようもできないこと」で悩み続けます。
例えば、将来への不安であったり、子供への不安であったりします。
- リストラされたらどうしよう
- 年金をもらえなかったらどうしよう
- 子供が勉強できなかったらどうしよう
- 子供がいじめられたらどうしよう
これらはいくら悩んでも答えは出ません。
次章で「考える」ことについて述べますが「そうならないためにどうするか」を考えることは大切ですが、どんなに考えても、努力をしてもリストラされるかもしれません。
だからと言って「考える」ことを放棄せよと言っているのではありません。
人事尽くして天命を待つ
「人事尽くして天命を待つ」の精神で、
【人事を尽くす】
【天命を待つ】
この考え方が大変重要になってきます。
「考える」とは
答えが出るものは考える
考える=「答えが出る」という前提のもとに、建設的に考えを組み立てること。
「イシューからはじめよ」から引用
「答えが出る」ものについては「考えることが大切」だということです。
優先順位をつけて答えを出す
ただ一言に「答えが出る」ものと言っても「答えを出さないといけないもの」は捜せばいくらでもあります。
時間は有限ですし、特に仕事上の事は生産性を上げないといけません。
「答えが出るもの」の中でも「本当に今、答えを出すべきものなのか?」優先順位をつけることが大切だと著書は述べています。
つまり「答えが出る」からといって、片っ端から「考える」ことをしていては、時間がいくらあっても足りないし非効率だということです。
「答えを出す」ものに優先順位をつけて「答えを出す」必要性が高いものから、着手していこうという訳です。
悩み多き人のために
「悩む」と「考える」の違いについて書きました。
しかし、それでも人間は悩んでしまう事がありますよね。
体調や精神状態によって、不安に襲われ、悩みたくないのに、悩んでしまうこともあります。
そのような時は「また答えの出ないことで悩んでいるな」とまずは客観的に自分を見るようにしましょう。
そこから「悩む」のではなく「考える」ことに自分の頭の中をシフトしていき、出来る限りのことをした後は「人事尽くして天命を待つ」ようにしましょう。
まとめ
「イシューからはじめよ」の「悩む」と「考える」の違いに注目しました。
「悩む」ことはもうやめましょう。
あのホリエモンも「人生最大のムダは悩むことである」という名言を残しています。
「答えの出ないもの」について悩んでいると、精神的にもしんどくなり、時には「もう知らない!」と自暴自棄になってしまうかもしれません。
このような時には少し休んで、自分を客観的に見て「悩む」と「考える」ことの違いを再認識して下さい。
「イシューからはじめよ」はこの他にも、
「考え方」(問題解決の仕方)について、手段やプロセスについても述べています。
(そちらの方が本書のメインの内容かもしれませんが「悩んでいても仕方がない」ことをメインに書きたかったので、本記事では割愛しました)
興味がある方は是非、読んで見て下さいね(^O^)
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