あなたは「モンスター部下」という言葉をご存じでしょうか。
管理職の方に向けて「モンスター部下」の対処法をご紹介します。
前回の記事も合わせてご覧ください。
モンスター部下が生まれる背景と私が経験した実例をご紹介しています。
あなたは「モンスター部下」という言葉をご存じでしょうか。 今回は管理職の方に向けて「モンスター部下」の特徴をご紹介します。 管理職の中でも中間管理職だと、昔から上司と部下の間に挟まれ「上か[…]
モンスター部下を侮ってはいけません。
対処法を身につけないと、自分が精神的にやられてしまう場合もあります。
管理職の方は本記事を参考にして、自分の身を自分で守れるようになりましょうね!
モンスター部下の対処法!管理職が自分を守るための具体的な方法
モンスター部下への意思伝達はメールで行う
モンスター部下は自分の都合の良いように物事を解釈する傾向があります。
指示の揚げ足を取って仕事をサボったり、勝手に他の人に仕事を振ったりします。
指示や情報共有、報連相はできるだけ証拠に残るメールで行いましょう。
口頭で指示や情報共有をすると、次のようなことを平気で言ってきます。
- そんなことは聞いていない
- そうだとは思わなかった。自分はこういう風に思った
(上司は「A」と指示したことを、解釈を曲げて「B」だと認識する)
わざとなのか、コミニュケーション能力や認識能力が低いのか「会話にズレ」が生じます。
このときに、口頭だと結局は「言った、言わない」の話しになり、問題が解決しません。
この「言った、言わない」問題を発生させないためにも、モンスター部下にはメールで指示や情報共有を行いましょう。
モンスター部下には曖昧な表現を使わない
先程も書きましたが、モンスター部下は自分の都合の良いように物事を解釈します。
メールにしても曖昧な指示をしてはいけません。
小さな子供でもわかるように5W1Hを使って、具体的に指示を出して下さい。
- 何月何日までに(いつ)
- モンスター部下が(誰が)
- ○○の業務を(何を)
- ○○社に提出するため(なぜ)
- 完成したら、メールで報告するように(どのように)
具体的に指示を出すことは、モンスター部下が都合の良い解釈をして、指示を間違えないようにするためでもありますが、
1番の目的は
『自分を守るため』です。
前回の記事で「モンスター部下は仕事ができないことを上司のせいにしてくる」と書きました。
具体的な指示をメールに残しておけば、モンスター部下も言い訳ができなくなります。
モンスター部下が責任から逃げるための常套句「聞いていません」「自分はAではなくBだと思ってました」も通用しません。
メールとして文字が残れば、何かあったときにそれが証拠になります。
モンスター部下への言い方に細心の注意を払う
ほぼ、修行のような感じですが、、
言い方1つですぐ「パワハラ」「セクハラ」と言ってくるのが、モンスター部下です。
最近はスマホにボイスレコーダー機能がついていますので「会話は録音されている」と思って話しをしても大袈裟ではないです。
ここで一番気をつけることは「挑発されたとき・ケンカを売られたとき」です。
普段の会話は細心の注意を払っていても、挑発されたりすると、ついカッとなって大きな声を出すことがあるかもしれません。
モンスター部下はその大きな声を出されたことを「パワハラされた」と言ってきます。

挑発されても、ケンカを売られても、とにかく冷静に対応してください。
挑発されそうになったら、逆にこちらが「ボイスレコーダーで録音」することも効果的です。
自分が「録音している」ことを意識することで冷静にもなれます。
挑発され始めたら、一旦席を外して録音準備をしましょう。
モンスター部下に「指導・注意」するときは一人で行わない
管理職であれば、どうしてもモンスター部下に「指導・注意」をしなければいけません。
その時は個室でモンスター部下と「1対1」で話しをすることは避けてください。
管理職としては気を使って「みんなの前で注意するのも可哀そうだから個室で注意しよう」と考えます。
そんなこちらの気遣いを逆手に取るのが、モンスター部下です。
周りに人がいないことを逆手に取ってきます。
- こんなパワハラ・セクハラを受けた
- こんなひどいことを言われた
- 私の話しを全く聞いてくれなかった
- 怒鳴られた・怒られた
全く事実と異なることを平気で言ってくる場合があります。
そうならないためにも「1対1」での指導や面談などは行わず、必ず複数人で対応しましょう。
管理職は自分を守ることを最優先に考える
モンスター部下に対して「モンスター部下を変える」行動に重点を置かないで下さい。
「自分を守るため」にどうすればいいかに重点を置いて下さい。
- 証拠を残すためにメールを使う
- 曖昧な表現を使わない
- 言葉遣いに気を付ける
- 「1対1」で話すことを避ける
これらは第三者が確認したときに「モンスター部下に非がある」と証拠を残すために必要な行動です。
モンスター部下は口が達者です。

特に女性のモンスター部下は「泣きながら」第三者に事実と異なることを言い出すことがあります。
その「涙」で管理職が悪者になる場合があります。
明らかに反則なのですが、、それを言っても始まりません”(-“”-)”
モンスター部下への対応や対策に困ったときは「自分の身を守るためにはどうすればよいか」を最優先に考えて行動しましょう。
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モンスター部下は管理職を徹底的に責めてくる
最後にモンスター部下で最も注意するべき点をご紹介します。
一般的な部下とモンスター部下を比較して説明します。
例えば、口頭で指示をした場合に一般的な部下でも「聞いていない、こうだと思ってた」という、多少の食い違いは誰にでもあります。
その時は「具体的な指示をしなかった上司も悪い」「確認しなかった部下も悪い」大体このような話しになります。
今後はお互いに意思疎通をして、次からは「食い違いをなくしていこう」というのが、一般的な対応方法です。
モンスター部下の場合は、お互いの食い違いを「100%上司が悪い、自分は悪くない」と主張してきます。
また、 上司に1%でも非があれば、そこを突いてきます。
優しくて真面目な上司であれば、その1%の非を認め「自分の言い方、やり方が悪かった」と反省するでしょう。
そこで話しが終わればまだ良いのですが、
- 上司として使えない
- 上司として能力がない
上司本人に言う場合もありますし、上司のさらに上の上司や周りの人に吹き込んでいきます。
上司も当然、神様ではないので間違いもあります。
多くの仕事や部下を抱えているケースもあり、1つ1つの仕事を完璧にできる訳がありません。
上司がミスをしても(あまりに頻発してはいけないですが、、)一般的な部下は「○○さんも忙しいからな。仕方ないよな」で終わります。
モンスター部下は、自分のミスは許しますが、人のミスは徹底的に責める習性があります。
優しくて真面目な上司は「1%でも非」があることを、モンスター部下から責められて、精神的に追い込まれていきます。
上司だって人間です。
モンスター部下に責められても、自分を責めないようにしてください。
相手は「上司なんだから、しっかりしないといけない」と正論を言ってきますが、必要以上の攻撃や人格否定は明らかにおかしいことです。
モンスター部下に潰されないように「モンスター部下は徹底的に攻撃してくること」をあらかじめ念頭に置き、攻撃されてもスルーするぐらいの気持ちでいましょう。
また攻撃されても決して「自分が悪い」と自分を責めないでください。
まとめ
管理職が自分を守るためにモンスター部下の対処法をご紹介しました。
ここまで書くと「本当にそんなモンスター部下いる!?」と思う方もおられるかもしれません。
全て私の実体験に基づいて書いています( ;∀;)
もちろんモンスター部下に出会わないことが一番です。
しかし、ご紹介したことが当てはまる部下がいたら注意してください。
次回もモンスター部下について、さらに掘り下げた対処法についてご紹介します。
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